Hearing X

- 「聞こえ」の森羅万象へ -

Makio KASHINO

Hearing Xとは

タイトルに込めたのは、「Hearing=聞くこと」に何かを掛ける(×)ことで、これまで見ることができなかった新たな地平をひらきたい、という思いです。

そもそも、聞くという行為は、それだけが独立して存在しているわけではありません。突然、大きな爆発音がしたら、とっさに耳をふさいだり、身をかがめたりするように、聞くことは人間が生きていくことと密接に結びついています。獲物を獲ったり、外敵から逃げたりする際も、音は重要な手がかかりになります。つまり、聞くことは、見たり触ったりすることと同様に、人間が動くために必要な感覚であり、わたしたちのさまざまな行為を支えているのです。

あるいは、音楽を聴いて感動したり、癒されたりすることもあるでしょう。逆に騒音を不快に感じたり、耐えがたいと感じたりすることもあります。音は人のこころの状態にも大きく作用します。しかも、感じ方は人それぞれ。それはなぜなのか。聴覚や音にまつわる疑問は、それこそ無数にあります。

このサイトでは、聴覚研究の最先端のトピックから、研究者のあいだではあたり前のことであっても、一般にはあまり知られていない興味深い話、さらには音楽にまつわるよもやま話まで、聞くことに関するさまざまな話題を、音のデモンストレーションを交えながら取り上げます。

聴覚研究の専門的な話だけでなく、日常の営みにかかわる身近な事柄にまで話題を広げ、聞くことの森羅万象を語る場とすることで、聴覚と不可分である脳やからだの本質を探ることが本サイトのねらいです。

Makio KASHINO

NEWS

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COLUMN


COLUMN 2022.3.15

ドラムと研究の両輪で、音楽と人間の本質に迫る(前編)

- 奏者からドラマー研究の開拓者へ -

Shinya FUJII & Makio KASHINO

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COLUMN 2022.3.15

ドラムと研究の両輪で、音楽と人間の本質に迫る(後編)

- 多様性のサイエンスから人間とは何かを解き明かしたい -

Shinya FUJII & Makio KASHINO

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COLUMN 2021.9.27

遠隔時代の身体(前編)

- 視覚障がい者との接触コミュニケーションを通じて遠隔コミュニケーションの可能性を探る -

Asa ITO

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COLUMN 2021.9.27

遠隔時代の身体(後編)

- 固有な身体性と遠隔コミュニケーションについて考える -

Asa ITO & Makio KASHINO

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COLUMN 2019.12.11

身体技能のあくなき上達をめざして(前編)

- 大人でもスポーツや楽器はうまくなる? -

Kazuo OKANOYA & Makio KASHINO

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COLUMN 2019.12.11

身体技能のあくなき上達をめざして(後編)

- 学びに必要な条件とは -

Kazuo OKANOYA & Makio KASHINO

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COLUMN 2018.9.5

コンピュータが音を聞き分けるということ(前編)

- 騒がしい環境下で世界一の音声認識精度を達成 -

Tomohiro NAKATANI, Shoko ARAKI & Makio KASHINO

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COLUMN 2018.9.5

コンピュータが音を聞き分けるということ(中編)

- 深層ニューラルネットワークと人間の比較から見えてくるもの -

Tomohiro NAKATANI, Shoko ARAKI & Makio KASHINO

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COLUMN 2018.9.5

コンピュータが音を聞き分けるということ(後編)

- 機械との比較からわかる人間の特異性 -

Tomohiro NAKATANI, Shoko ARAKI & Makio KASHINO

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COLUMN 2018.4.23

音楽とスポーツの密なる関係(前編)

- 楽器演奏の上達とスポーツの上達は似ている -

Shinichi FURUYA & Makio KASHINO

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COLUMN 2018.4.23

音楽とスポーツの密なる関係(中編)

- 左右の奇妙な非対称と局所性ジストニア -

Shinichi FURUYA & Makio KASHINO

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COLUMN 2018.4.23

音楽とスポーツの密なる関係(後編)

- 全身を最適にコントロールするために必要なこと -

Shinichi FURUYA & Makio KASHINO

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COLUMN 2018.4.23

「聞くこと」について自由に語れるような、ひらかれた場をつくりたい

Makio KASHINO

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DEMO

ウェブ・ブラウザの技術革新によって高精細な音や映像をリアルタイムに生成することが可能になりました。加えて、ウェブのオープン性によって仮想現実や拡張現実、人工知能など面白い分野の技術や試みが、オープンソース・ライブラリなどとして続々とブラウザのテクノロジーに流れ込んできています。そういった動きと絡めて、音を中心とした生成的なデモやインタラクティブな音の実験を試みます。

2022.10.31

DEMO

sound | particle

Yota MORIMOTO

2022.4.27

DEMO

sound | convolution

Yota MORIMOTO

2021.9.24

DEMO

sound | ar

Yota MORIMOTO

2021.4.14

DEMO

sound | space

Yota MORIMOTO

2020.4.23

DEMO

sound | field

Yota MORIMOTO

2019.7.22

DEMO

sound | h2o

Yota MORIMOTO

2019.4.8

DEMO

sound | swarm

Yota MORIMOTO

2018.10.5

DEMO

sound | cnn

Yota MORIMOTO

2018.9.7

DEMO

sound | harmonics

Yota MORIMOTO

2018.4.23

DEMO

sound | matter

Yota MORIMOTO

MUSIC

シリーズ「Auditory Illusion in Music」と「Musical illusion」では、音楽におけるさまざまな錯聴をご紹介します。聴こえ方のトリックをうまく取り入れた音楽(作品)の分析や、効果のしくみの解説とともに、テーマごとにその効果を応用した新作を発表していきます。シリーズ「Music lab」では、音楽の様々な現象を音楽理論の視点から、新作や豊富な例で分かりやすく解説していきます。

Musical illusion


MUSIC 2022.7.28

Musical illusion

- The Way of the Ways -

Leonid ZVOLINSKII

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MUSIC 2021.9.30

Musical illusion

- Jekyll and Hyde -

Leonid ZVOLINSKII

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MUSIC 2021.9.30

Musical illusion

- Palindrome -

Leonid ZVOLINSKII

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Music lab


MUSIC 2021.9.24

Music lab

[1] 音楽の色彩感(前編) Modal variations based on a Russian folksong “Kamarinskaya”

Leonid ZVOLINSKII

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MUSIC 2021.9.24

Music lab

[1] 音楽の色彩感(後編) It’s raining

Leonid ZVOLINSKII

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MUSIC 2021.9.24

Music lab

[2]音列を変えずに音の色彩感を変える方法―フラグメンテーション

Leonid ZVOLINSKII

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Auditory Illusion in Music


MUSIC 2018.4.23

Auditory Illusion in Music

- [1] 錯聴(Musical illusion)とP. I. チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」Op.74 -

Risa MORIYA

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MUSIC 2018.8.16

Auditory Illusion in Music

- [2] カクテルパーティとモテトゥス、そして「音楽的な耳」 -

Risa MORIYA

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